世界の薬の源流について考えると、中国の伝説上の薬祖神・神農(しんのう)、わが国では神話の少彦名命(すくなひこのみこと)であり、ギリシャではBC400年頃のヒポクラテスにたどり着くことができます。これらの流れが融合して、近代薬学の発展に結びついたといえます。
紀元前から明⽇⾹にはシルクロードを渡って様々な⽂化が到着しました。薬師如来像に⾒られるように薬もそのひとつでした。⼤和朝廷時代には、聖徳太⼦が開かれた施薬院の流れが凝縮し、聖武天皇の御世には『正倉院御薬物』として現代に周知されています。当社は明⽇⾹の地に創業し、伝統産業である配置医薬品業界の⼀員として、80有余年の歴史を刻み、今⽇を迎えました。その間、医薬品を中⼼に医療⽤具、健康⾷品などの分野で製品の開発に取り組み、昭和43年以降はドリンク剤の製造に専念してまいりました。
⼈体はその重さの60%までが⽔分であるといわれます。ドリンク剤は⼈体に対して優れた親和性を⽰す反⾯、⽣理作⽤の発現が早く、微⽣物のターゲットにもなり易いため、特にその『安全性』には最⼤の注意を払わなければなりません。『医薬品の製造及び品質管理に関する規範(GMP)』の遵守はもちろん、最新の製造技術の追求とスタッフへの絶えざる教育訓練が不可⽋の条件となっています。
21世紀、医学、薬学はめざましい進歩を遂げ、健康に対する価値観もさらに多様化していくものと思われます。私たちは医薬に従事する者としての責任と使命を胸に、次世代の⼈々の健康を守るために、これからも最善の⼒を尽くしてまいります。
Greeting
ご挨拶
代表取締役社長 脇本 裕太
History
会社沿革
- 大正 3 年
- 脇本 熊治郎が薬の製造業を創始
- 昭和24年
- 有限会社 脇本萬金堂 設立
- 昭和43年
- ・100ml ドリンク剤 「金龍ビタン」 発売
・脇本 文資、代表取締役に就任
・萬金薬品工業株式会社に組織変更
- 昭和51年
- 液剤専用工場を新築移転
- 昭和55年
- 30ml ミニドリンク剤 「漢玉精S」 発売
- 昭和63年
- 本社所在地を大阪市内より工場近接の明日香村に移転業務の効率化を図る
- 平成 1 年
- 製剤工場を増築し、ミニドリンク剤専用ラインを新設
- 平成 4 年
- 50ml ミニドリンク剤 「漢玉精ゴールド」 発売
- 平成 5 年
- 100ml ドリンク剤新製品 「スカットミンD」 発売
- 平成 7 年
- 資本金を1000万円に増資
- 平成 8 年
- 本社事務所および倉庫を新築
- 平成11年
- ・法人化50周年を迎える。
・「十王薬品株式会社」(医薬品販売)を関連会社として設立。
- 平成16年
- ・1月 健康飲料の力蘇シリーズ(力蘇・くろ酢ドリンク)発売
・5月 包装工場兼倉庫を新設
- 平成18年
- 5月 脇本 孝晃 代表取締役社長に就任
- 平成19年
- 5月 液剤工場を増築・改造
Profile
会社概要
- 会社名
- 萬金薬品工業株式会社
- 代表者
- 脇本 裕太
- 本社
- 〒634-0145 奈良県高市郡明日香村野口317
TEL.0744-54-2012(代)
FAX.0744-54-4545
- 創立
- 大 正 3 年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 30名
- 事業種目
- 医薬品・医薬部外品・清涼飲料水などの製造販売
- 主要設備
- 内服液剤製造ライン(120mL~20mL)
- 取引銀行
- 南都銀行
三菱東京UFJ銀行
中小企業金融公庫
- 関連会社
- 十王薬品株式会社